「開業するためにスキルを身につけたいけど、費用が高すぎる…」
「資格を取るための講座費用が予算オーバーで躊躇している」
そんな悩みを抱えている千葉市の個人事業・フリーランス・中小企業者の方に朗報です!
千葉市には、スキルアップ費用を年間最大10万円まで補助してくれる「中小企業人材育成・能力開発推進支援補助金」という制度があることをご存知でしょうか。
あまり知られていない隠れた支援制度なんです。
なので、フリーランス・個人事業の方向けに制度のご紹介と効果的な活用方法を私自身の例を交え記事にしました。
この補助金制度の概要
千葉市の「中小企業人材育成・能力開発推進支援補助金」は、業務に必要な技術や知識を習得するための研修費用や資格取得費用の一部を補助してくれる制度。
開業して成長していくために必要な投資をサポートしてくれるなんてありがたいですよね!
補助金額
個人事業の場合、対象経費の1/2までの補助になり、研修計画の提出の有無で上限額が変わります。
- 研修計画を提出した場合:最大10万円
- 研修計画を提出しない場合:最大5万円
研修計画を作ることで、より多くの補助を受けることができます。
従業員等の育成を目的に、業務内容や業務を行う上で必要となる能力、必要な能力を高めるための研修内容や研修の実施時期などを明記した計画のことを指します。(様式は問いませんが、参考様式(エクセル:12KB)の内容を参考に作成いただけます。)
参考様式に沿って入力すればOKです。私も作って提出しました。
(参考までに私の研修計画です↓)

対象となる経費
以下の費用が補助対象となります。
※消費税は対象外なのでご注意を!
- 研修受講料
- テキスト代・教材費
- 外部講師謝金及び旅費
- 資格試験対策講座受験料
- 資格試験受験料
利用条件
※詳しい条件は千葉市のホームページでご確認ください
- 千葉市内で事業を行っていること
- 自宅兼事務所が千葉市内の私も利用できました
- 個人事業主として開業届を提出していること
- 「個人事業の開業・廃業等届出書(控え)」の写しが必要です
- 中小企業基本法の定義に該当すること
- 個人事業主は基本的に対象となります
- 業務に必要な研修であること
経営者又は従業員を対象として行う、業務に必要な技術、技能、知識、資格を習得するために行われる事業内研修、事業外研修、資格取得のための学習・受験であれば、すべて対象となります。
大学の有料講座なども、業務に必要な内容であれば対象になります。
申請の流れ
研修計画を策定する場合(おすすめ!)
- どんなスキルを身につけたいか整理
- 受講予定の研修や資格を明確化
研修開始前に提出が必要です
審査され認められれば「拡充支援決定通知書」が届きます。私の場合は1ヶ月程度で送られてきました
領収書や修了証を保管しておきましょう
必要書類(修了証、領収書、個人事業の開業・廃止等届出書(控え))を添付します
私の場合は2ヶ月後くらいに届きました
補助金振込先情報が分かる資料(通帳のコピー等)を添付します
私の場合は請求書提出から2ヶ月後程度かかりました。
研修計画を策定しない場合
STEP5以降の流れになります。
ポイント
申請のコツ
- 早めの申請を心がける:予算に限りがあります
- 修了証は必ず取得:発行してもらえるかは事前に確認しておくと安心です
- 複数研修のまとめ申請も可能
私の申請例
ブランディング講座を受講し、自社のリブランディングを行いました!
(修了証は講師の方にお願いして発行していただきました。)
初めてのことで申請についてわからない点も多かったのですが、ホームページを見てもわからないところは市役所の担当者の方にお電話で親切に教えていただきました。本当にありがたいです…!
スキルアップのために今すぐできること
- 現在のスキルと必要なスキルを棚卸し
- 事業の成長に必要なスキルを明確にする
- 優先順位をつけて研修計画を検討
- 受講したい研修の情報収集
- オンライン講座、セミナー、資格試験などをリサーチ
- 費用と内容を比較検討
- 開業届の準備確認
- 未提出の場合は税務署で手続き
- 控えのコピーを準備しておく
まとめ
千葉市の「中小企業人材育成・能力開発推進支援補助金」はスキルアップを強力にサポートしてくれる制度です。
特に研修計画を策定することで最大10万円の補助を受けられるのは大きなメリット!
差別化を図るためにも、この制度を活用して継続的なスキルアップが図れると思います。
(私は2年連続で使わせてもらっています)
得た知識や技術は、必ず将来につながるはず!
※制度の詳細は変更される場合があります。申請前に必ずご自身で最新の情報をご確認ください。